壁一面に張り巡らされているツタの枝

教会では毎年秋になるとビルの外壁一面になにやら美味しそうな果実を見ることができる。
一見ブルーベリーのようなこの実だが、実は教会の建物に生い茂るツタの種子なのだ。
今から約25年前、ツタの校舎として有名な一ツ橋中学から分けていただいたものなのだ。
それにしても、このツタの生命力といったら凄まじいものがある。
近くで見ると良く分かるが、ツタの枝の特に根本部分はとても太くしっかりしている。
築40数年になるこのビルも老朽化が進み、外壁の一部のコンクリートで若干砕けている部分もある。
しかし驚いたことに、その脆くなっている箇所にツタがびっしりと張り巡らされ、その部分が崩れ落ちないようにと支えになっているのである。ツタの貢献は単に建物のためだけにとどまらない。
地球温暖化に伴い、オフィスビルの『屋上緑化』が叫ばれる昨今、御茶の水教会は『壁面緑化』で地球にも優しい貢献(?)をしているのである。・・・たぶん。

この〜実、なんの実、気になる実♪
第1弾
御茶の水教会7不思議!?
第1弾
「ちょっとミラー??」

左の写真を見てほしい。
これはとある日の御茶の水教会。
写真上の方に赤い○印があるのが分かるだろうか?
その部分を拡大したのが下の写真。
「えっ!?なんでこんなところにミラー?」と思われる方も少なくないのではないだろうか。
無意味に思われるこのミラーだが、
実は今から数10年程前まではとても重要な働きをしていたのだ。
その当時、重油燃焼式のボイラーを使用していた際、
その燃焼を確認すべく、地下のボイラー室から屋上にある煙突の煙を確認する必要があった。
そのため、このミラーは建物を温めるために一役買っていたというわけ。

2007年7月より会堂の建替えがスタートし、
現在はこの7不思議も実際にご覧頂くことは出来なくなってしまいました。
このページは古の貴重な記録です。

第1弾
「なぞのステージ」

「えっ!教会の中にお風呂?」と思われた方もいらっしゃるかも知れないが、これは一見お風呂のようで決してお風呂ではない。
これはイエス・キリストを自分の救い主として信じた方がクリスチャンとしてバプテスマされるときに用いる洗礼漕なのだ。
くれぐれも、ちょうどこれから寒い季節なので、「ちょっと温まってこうかなぁ」なんて気持ちで突然飛び込まぬようご注意を!
基本的にこの水は結構冷たいのだ!!
万が一風邪をひかれても当教会では一切責任を負いかねますということである(笑)。


・・・でもこんな大きな湯船、我が家にも欲しいなぁ・・・。な〜んちゃって(笑)。

第1弾
「なぞのステージ」

御茶の水教会は地下1階、地上6階建てのビルになっているが、
その地下の一室に写真のような巨大な劇場が備えられている。
・・・「巨大」というのはちょっと大げさだが、決して使われることのない謎のステージがあることは確かだ。
このステージがある部屋は通常、日曜の午後に無料提供されているラーメンを食べる食堂として使用されているのだが、
今となってはこの立派なステージもあまり関心が持たれていないようだ。
そもそも、このステージは何のためにあるのだろうか?

かつて、ここで教会学校のお友だちがお遊戯会に使用していたと言われているが、詳しいことは分かっていない。
とにかく、現在この暗幕の向こう側には・・・・・・・・・・・・!!!
それはあなたの目で直接確かめて見て欲しい。

・・・ちなみに、この写真の上にカーソルを置くと、このステージがある部屋の様子が見られるので良かったら試してみてチョ。

第1弾
歴史的に見ると、キリストの教会はストーン・キャンベル運動(詳しくはこちら)という流れを汲んでおり、この運動には大きく分けて3つの群れ(有楽器派、無楽器派、ディサイプルズ派)がある。その中でも無楽器派の流れを汲む御茶の水教会は、礼拝や各集会では基本的にアカペラで讃美をしている。
では、御茶の水教会にはピアノは1台もないのかというとそうでもなく、実はグランド・ピアノも含め3台ものピアノがあるのだ。

今回ご紹介するのは、その内の一番人目に着く場所にありながら、一番関心がもたれていないアップライト。
これは地下に通じる階段を降りるとすぐ正面にあるのだが、あまりにもボロボロで、実際にはピアノというより物を置く台として使用されているのが現状だ。
もう何十年も昔からここにあったのだろうか。その音色はピアノというよりむしろ拍子抜けしたチェンバロといった感じだ。それにしても誰が何のためにここに置いたのだろうか?・・・う〜ん。・・・ミステリーである。

弾いてびっくりすごい音!
第1弾
第1弾
第1弾
開かずの扉
左の写真はご覧の通り、ある部屋へと続く扉だ。地階のキッチンに入るとまず正面に見えるのだが、両側にロッカーと食器棚があるため少々狭く、ちょっと入りにくくなっている。恐らくこの教会で一番開けられる頻度の少ない扉ではないだろうか?実際この部屋の中がどうなっていて、何に使われているのかは、あまり知られていない。というのも、現在この部屋は全く使用されていないのだ。

実はこの部屋、今から約40数年ほど前にアメリカからこの地で福音宣教をされていたビックスラー宣教師が、本国への活動報告をするために、写真の現像をする部屋として使用していたものなのだ。ある教会員の方に当時の様子を伺ったところ、毎週土曜の夜は何百枚もの写真を徹夜で現像していたとのこと。その証拠として、部屋の中には、当時使用していたと思われる暗幕や、現像用の液体を入れるトレーなど、様々な歴史的遺産(?)がそのまま残されているのだ。

現像専用部屋として使われていたためか、中は約2畳半とかなり狭いが、日本宣教のためにあらゆる犠牲を払ってくださった宣教師たちの熱いパッションを感じられる一室だ。

扉の向こうには・・・!!

現像用に使用されていたトレー

写真右側にあるのが暗幕
部屋の内側から撮影)

鏡よ鏡よ鏡さん・・・
これは地下のとある部屋の風景。
通常この部屋には鍵が掛かっており、基本的には日曜の午後、
ごく限られた時間しか使用されていない。
そんなタタミ6畳の狭苦しい和室の壁に、なぜか巨大な鏡が掛かっている。
実際にその前に立って見るとその大きさがよく分かるが、高さは190cm×横83センチもある。
お陰で狭い部屋が、少し広く感じてしまうのは気のせいだろうか。
それにしてもどうしてこんなにも大きな鏡が取り付けてあるのだろう?

そもそも、この部屋は教会で結婚式をする際に花嫁さんが着替えをする部屋として使われていた。
そのため、かつてはクローゼットにウェディングドレスも備え付けられていたらしい。

きっと、かつての花嫁さんたちは、おめかしした自分の姿を見つつ、“あの名言”を問いかけたに違いない(笑)。

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過去と繋がるんだフォン?!

大変長らくお待たせ致しました。いよいよ7つ目のミステリーのご紹介です。
実のところ、御茶の水教会はあまりにも建物が古いために不思議なものがあり過ぎて、
どれを7つ目にしたら良いのかと決めかねておりました。
しかし、つい最近になって、「こ、これは・・・!!」というものを発見致しましたので、
ここにご紹介させていただきます。
それが、左の写真にあります、“受話器”です。
一体どこと繋がっているのかと、受話器を取ってみると、右の写真にあるように、
なにやら怪しげなボタンが二つ。よく見ると「CALL」と「TALK」という文字が・・・。
試しに押してみると、・・・・・・おおおっ!!と言いたいところですが、
実際には何も反応はありませんでした(ガックシ↓)。
かつてはどのように使われていたのか?ということも未だ不明のままですが、
ご存知の方、どうぞ教えてください。
ちなみに、この受話器は教会の3Fにあるのですが、どこにあるのかはヒミツです。
興味のある方、どうぞ探してみてください!