教会について


「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。 そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、 また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。 見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」  (マタイの福音書28章19節〜20節)

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  キリストの教えに留まり続けることは、クリスチャンにとって必ずしも容易なことではありません。クリスチャンは皆、弱さを持ち、キリストから目を離してしまうことがあるからです。しかし、キリスト教の歴史を見ると、いつの時代にも、キリストの教えに立ち返ることを呼びかける教会改革者たちがいました。その内の一つは、ストーン=キャンベル運動と呼ばれる改革運動で、この運動は19世紀初頭にアメリカで起こされた運動です。この教会改革運動の最初期の指導者たちには、バートン・W・ストーン、トーマス・キャンベル、アレキサンダー・キャンベル、ウォルター・スコットといった人々がいました。彼らは、聖書に示されているキリストの教えに立ち返り、キリスト者たちが(キリストの教えよって)一つになることを願っていました。歴史的にみると、「キリストの教会」は、ストーン=キャンベル運動の流れを汲む群れの一つです。


  ストーン=キャンベル運動の流れを汲む宣教師たちが、日本で宣教活動を開始したのは、19世紀後半です。チャールズ・E・ガルスト、J.M.マッケーレブといった宣教師たちが初期の宣教師として来日しました。彼らに続き、20世紀に入ると、ウィリアム・ビショップ、アリス・ミラー、サラ・アンドリュース、O.D.ビックスラーといった宣教師たちに加えて、多くの宣教師たちが来日しました。彼らの働きが、今日の日本の「キリストの教会」の歩みに繋がっています。御茶の水キリストの教会の設立には、O.D.ビックスラー宣教師の働きが大きくかかわっています。ビックスラー宣教師は、ここ東京御茶の水に土地及び家屋を取得し、1948年に御茶の水教会を設立しました。