2008年7月16日 電気工事・既存躯体撤去

この日は先週設置した分電盤に通電するための作業が行われました。
ちょうど三楽病院の前の歩道の辺りに、黒く大きな鉄の箱がありますが、その中に電気に関する機械が詰まっているようです。
電気の引き込み作業をしているところ。
この日は電気工事と並行して、以前の建物の基礎部分の撤去作業も行われました。
この大型機械は近年の都市再開発工事に伴い、古いビルの躯体を撤去する必要があることから非常に高い頻度で使用されているそうです。又、とても珍しい機械でもあるらしく、今回建設工事を請け負って下さる業者さんも初めて見たそうです。
茶色いドラム缶のような円筒状のものの上部分が回転し、地中に埋まっている基礎部分を、なんと3時間もかけてくりぬいていきます。
上の写真と見比べると、円筒状の上部分が回転しているのがお分かりになられると思います。
さすがに地中数10メートルにある基礎を解体するので、辺りにはちょっとした轟音と震度1〜3ぐらいの震動(半径5m内)がありました。
こちらが、先に掘り出された基礎部分。直径約80cm程の円筒状のもの。
これだけのコンクリートの塊をくり抜くのに3時間も掛かるのだそうです。
しばらくグルグル回転しながら掘削した後に、基礎部分を引き上げます。
茶色いドラム缶状のものから灰色のコンクリートのようなものが出てきました。
この灰色のものがくり抜かれた基礎部分かと思いきや、実はこの先端に小さな歯がついており、これを回転させることによって、この中に円筒状に基礎部分がくり抜かれていくのです。
基礎部部の引き上げが始まると周りでスタンバイしていた職人さんたちが一斉に動き出し、手際よく処理していきます。
くり抜いた基礎部分が出てくるところ。
筒状のものから泥水が噴き出ているのが分かります。
くり抜かれた基礎部分のコンクリートの塊はパワーシャベルで移動します。
こちらが、つい先ほどくり抜かれた基礎部分。地中には広い範囲でこのようなコンクリートの壁(基礎部分)が埋まっているのですが、その全部を取り除くのは不可能なため、今回基礎を打ち込む部分のみをこのように円筒状にくり抜いています。
くり抜いた基礎部分の周りに付着している泥を洗浄しています。
こちらは先程基礎部分をくり抜いた掘削機材。摩擦熱からか、下の方から蒸気が出ているのが分かります。この後、更に2か所の穴を掘り、基礎部分の撤去を行うそうです。